3 ゆかいなはなし しんぞうとひげ
ティンガティンガ・アートでたのしむアフリカのむかしばなし
著 者 | しまおか ゆみこ:編・再話 ムブカ・レイモンド・チャリンダ:絵 |
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ISBN | 978-4-7803-1356-7 C8098 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 72頁 |
発行年月日 | 2025年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
タンザニア発の現代ポップアート、ティンガティンガ・アートを知っていますか?
読んでもらっても、自分で読んでもたのしいよ!
むかしばなしで異文化にふれよう!
すべてのさし絵はティンガティンガ・アート!
6色のペンキで描く、素朴で大胆なアートをたっぷり収録
アフリカのなぜなぜばなし3話収録。
ハポザマニザカレ(むかしむかしあるところに)
●日本にもあるむかしばなしのタンザニアバージョン「うさぎのそめものや」(ムブカ 絵)
●サバンナの大地から生まれたおはなし「小さい青い鳥シェルル」(レイモンド 絵)
●しんぞうがひげに追われる!?奇想天外なおはなし「ひんぞうとひげ」(チャリンダ 絵)
1968年に、タンザニアのエドワード・サイディ・ティンガティンガさんがはじめた絵のスタイル。タンザニアのゆたかな自然や動物、人びとの生活などを、自由な作風で、のびのびと描く、アフリカを代表する現代アートです。6色のペンキをつかって、カラフルな色をつくりだし、したがきをしないで、絵を描いていくのが特徴です。
ティンガティンガさんが、1972年に亡くなったあとも、ティンガティンガ村とよばれるアート工房に、100人ほどの画家たちが集まって、たすけあい、切磋琢磨しながら、絵を描きつづけています。
しまおか ゆみこ(島岡 由美子)
名古屋生まれ。愛知県立大学文学部卒。学生時代に民話研究ゼミに所属し、民話と地域社会の関連深さを学ぶ。幼稚園教諭として勤務後、1987年に、夫・島岡強と共にアフリカへ渡り、以来、ザンジバル・タンザニアを拠点に、漁業・運送・貿易などアフリカの人びとの自立につながる事業や文化・スポーツ振興、交流活動を続けて現在にいたる。自身のライフワークとして、アフリカ各地に伝わる民話の採集に取り組み、日本に伝えている。 アフリカフェ@バラカ
ムブカ(Abbasi Mbuka Kiando)
1975年生まれ。タンザニア連合共和国ダルエスサラーム出身。母親からすすめられ、1992年から義父サルム・ムッサに手ほどきを受け、ティンガティンガ・アーティストになる。動物画が得意で、画面から抜け出して語りかけてくるような動きのある絵を描く。『アフリカの民話集 しあわせのなる木』(未來社)、絵本『どうぶつたちのじどうしゃレース』(かもがわ出版)で、挿絵を担当。
レイモンド(Raymondo Peter Kambili)
1984年生まれ。タンザニア連合共和国ダルエスサラーム出身。美しいちょうの作品を得意とする兄カンビリに手ほどきをうけ、2009 年にティンガティンガ・アーティストの道へ。ちょう、鳥、ひょうが得意。本の挿絵は今回がはじめて。
チャリンダ(Mohamed Charinda)
1947年生まれ。タンザニア連合共和国トゥンドゥール地方のナカパニャ村出身。1974年から、バオバブの木の下でアート活動をはじめた、ティンガティンガひとすじのアーティスト。ティンガティンガ・アートらしい動物画とともに、たのしい生活画や、シャターニの世界を描くことで知られる。絵本『しんぞうとひげ』(ポプラ社)、『アフリカの民話』(バラカ)、『アフリカの民話集 しあわせのなる木』(未來社)で挿絵を担当。2021年逝去。