改訂版 絵を聴く保育
非認知能力を培うダイアロジカル・ドローイング
著 者 | 土居 桃子 |
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ISBN | 978-4-7803-1364-2 C0037 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 184頁 |
発行年月日 | 2025年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
実践方法がより具体的にわかる
「絵を聴く保育」とは、保育者が1対1で子どものお絵かきに付き添い、お話を聴きながらおこなう描画活動です。「おさんぽのとき、どんぐりが落ちてて〜」「そうだったね、あの時こんなこともしたね」などと生活で起こったことを振り返り、共感しながら絵を聴くことで、保育者と子どもの信頼関係が高まり、子どもの自己肯定感を培います。
絵には子どもの心が現れます。それを読み解き、寄り添うことで、子どもの非認知能力を育てることができます。
改訂版では、年齢別の環境設定や声掛けの具体例など、実践のためのノウハウを約50ページ加えました。非認知能力への貢献など、著者の新しい知見も加 え、より充実した内容になっています。
第1章 描く活動の意義と方法
1:子どもの描画の意味
2:豊かな描く活動を育む条件
第2章 子どもの発達と描く活動【乳児期】
1:0歳児クラス(生後2カ月~1歳11カ月ごろ)の描く活動
2:1歳児クラス(1歳~2歳11カ月ごろ) の描く活動
3:2歳児クラス(2歳~3歳11カ月ごろ)の描く活動
第3章 子どもの発達と描く活動【幼児期】
1:3歳児クラス(3歳~4歳11カ月ごろ) の描く活動
2:4歳児クラス(4歳~5歳11カ月ごろ) の描く活動
3:5歳児クラス(5歳~6歳11カ月ごろ) の描く活動
第4章 仲間と育つ心と絵 ~きらりとひかるエピソード
1:Aちゃんのマストのぼり
2:先生が泣いた
3:マストに、登れんかとおもってた
4:涙の竹馬乗り
5:リーダーなのに…
6:かけっこで負けても笑って走れるのはなぜ?
7:Rくんの分析
8:名指揮者誕生秘話
9:「さくらぐみ びじゅつかん」へようこそ
第5章 子どもの絵を聴く描画方法
1:ダイアロジカルドローイングとは
2:絵を聴く方法
著者の土居桃子先生は30年以上の保育経験をもとに、描画活動を用いた保育技術を指導する講師として活躍されています。子供だけでなく、保育者として自信をなくしている大人にも、描画活動を通して自信を与えることができることを実感され、本書を読めばだれでも聴く保育を実践できるように改定をおこないました。保育現場を元気づける一冊です。
土居 桃子(どいももこ)
高知県生まれ。高知福祉専門学校卒業・高知県立大学院在学中。保育士として約26年勤める。一般社団法人 MOMOCO-CREATION 代表理事。絵を聴く保育インストラクター養成やワークショップ、YouTube などで活躍中。