東日本大震災が教えるいのちをまもる保育の基準
かもがわブックレット193
著 者 | 小幡 幸拓・加藤 望・北垣 智基 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0627-9 C0337 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2013年06月 |
価 格 | 定価(本体価格600円+税) |
ジャンル |
東日本大震災のなかで、子どもたちの命を守った被災地・宮城の保育者たちが証言と調査をもとにまとめた[次の災害が起きたとき、いのちを守ることのできる保育園であるための]保育条件・環境・基準を提案。
震災から2年が経過したいま、また同じようなことがあったとしたら、子どもたちの命を守ることができるだろうか。保育条件は改善されたのだろうか。あの日の教訓はいかされているのだろうか。
私たちは被災地の保育現場から、個々の体験を語るだけでなく、全国の子どもや保護者、保育にかかわる人たちのために、震災を教訓とした「子どもの命を守る」視点から保育制度の改善を訴える必要がある。
東日本大震災を教訓とした保育政策への一次提言
第1章 すべての子どもの命を守り成長と発達を保障する最低基準を
第2章 公的な責任のもとに災害・防災の対応を
第3章 国及び自治体の責任で保育士の処遇改善を
第4章 震災・災害時の避難所としての保育施設のあり方
第5章 子ども・保護者・保育士の心のケアを
終 章 震災から2年、被災地の保育環境は
小幡 幸拓
2012年4月より宮城県保育関係団体連絡会東日本復興支援担当
加藤 望
全国福祉保育労働組合宮城支部専従職員。宮城県労連事務局次長
北垣 智基
「東日本大震災で福祉労働者と福祉施設が果たした役割に関する調査」メンバー