福島を切り捨てるのですか
“20ミリシーベルト受忍論”批判 かもがわブックレット200
著 者 | 白井 聡 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団・弁護団 |
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ISBN | 978-4-7803-0815-0 C0336 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2015年11月 |
価 格 | 定価(本体価格600円+税) |
ジャンル |
人が普通に暮らす場所の基準は年間1ミリシーベルト。なのに福島では、20ミリシーベルトの場所が、賠償や健康調査を継続する保障もないまま、帰還対象とされようとしている。これを許せば、日本の他の地域にも波及しかねない。日本全体の問題と位置づけ、その理不尽さを暴く。
第1部 福島のいま
1 「生業を返せ、地域を返せ!」
2 「核被害地」で生きる
3 希望の裁判、なりわい訴訟
第2部 国の方針としての福島切り捨て
1 福島切り捨ての実態としての“20mSv受忍論”
2 福島切り捨ては福島だけの問題ではない
第3部 〈対談〉白井聡が語る「立ちあがらなければ何も変わらない!」
1 福島を訪れて
2 いまの状況をどうみるか、なにが課題なのか
3 “構造”が見えれば変わる
投稿者:女性・57歳・無職
評価:☆☆☆☆
白井先生の「永続敗戦論」も同じですが、日本の構造についてわかりやすく書いていただいているというか、「気付け」といわれていらっしゃると感じます。
白井 聡
1977年、東京都生まれ。京都精華大学国際文化学部専任講師。専門は政治学、社会思想。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。