白井聡対話集

ポスト「戦後」の進路を問う

著 者

白井 聡

ISBN

978-4-7803-0949-2 C0031

判 型

四六判

ページ数

336頁

発行年月日

2018年02月

価 格

定価(本体価格2,000円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

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『永続敗戦論』の著者の、各分野のトップランナーとの対談集。
安倍政権に至る戦後自民党政治の根本矛盾を明らかにし、その転換を迫る。

はじめに
Ⅰ 孫崎享:暴力としてのアメリカ―ポスト「戦後」の針路を問う時代へ 
Ⅱ 水野和夫:資本主義の死の時代を生き抜く
Ⅲ 中島岳志:「戦後レジーム」をどう終わらせるか
Ⅳ 中村文則:「戦後」を動かぬ日本に問う
Ⅴ 信田さよ子:反知性主義の時代
Ⅵ 佐藤優:沖縄問題の淵源には「廃藩置県の失敗」がある
Ⅶ 岡野八代:日本国憲法体制と人権の危機―歴史の岐路としての戦後七〇年
Ⅷ 栗原康:気分はもう、焼き打ち
Ⅸ 内田樹:この危機に臨んで人文学にできること
Ⅹ 島田雅彦:国家の自殺をくい止められるか
Ⅺ 馬奈木厳太郎:裁判で社会を変える―福島生業訴訟が問うもの
Ⅻ 猿田佐世:日米外交を変える!

投稿者:男性・57歳・会社員
評価: ☆☆☆☆
「永続敗戦レジーム」が日本のあらゆる部分を支配するという論点が白井聡氏と多彩な人たちとの対話の中で共振する。今の日本の国家の有り様が、悲観的、絶望的臨界点に達しているとしても、この対話は悲観論からの脱却と未来に希望をつなぐ方途を呼び覚ます。声高ではないが、一種のアジテーションのように読者を鼓舞してくれる、そんな対話集だった。

白井 聡
1977年、東京都生まれ。京都精華大学人文学部専任講師。専門は政治学、社会思想。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。

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