
ハンセン病差別の歴史を旅する
「救済」への問いかけ
著 者 | 八木 絹 |
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ISBN | 978-4-7803-1362-8 C0036 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 176頁 |
発行年月日 | 2025年05月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
「救済」と「差別」の意味を考えます
ハンセン病の歴史を知る中で、驚きや憤りを覚えた出来事の数々。歴史をひもとき、ゆかりの地を訪ねることで、私たちは何を学べるのか。
「差別」とは何か、「救済」とは何かを問う精神的紀行。
◉歴史を旅する
ヨーロッパのハンセン病差別の歴史とキリスト教/「絶海の孤島」への隔離構想があった/戦争と絶対隔離政策/胎児・臓器標本の謎
◉人を旅する(患者救済に尽くした宗教者たち)
綱脇龍妙(山梨県・身延深敬園)/コンウォール・リー(群馬県・草津)/忍性(鎌倉・極楽寺)
ハンセン病問題を取材・執筆してきた著者が問い続けてきたのは、「救済」とは何かということです。かつて宗教者たちは、ハンセン病患者を救おうと立ち上がりました。本書では、そうしたゆかりの地を訪ねながら、これからハンセン病元患者の方々とどのようにともに歩んでいけるのかを考えます。ハンセン病問題について学ぶフィールドワークの案内書としても役立ちます。
八木 絹(やぎきぬ)
1964年新潟県生まれ。立命館大学法学部卒業後、月刊総合雑誌編集部員、新聞記者を経てフリーライター&エディター。自費出版・編集工房〈戸倉書院〉代表。ハンセン病問題関連の書籍で、編集をライターを担当。ハンセン病市民学会、日本ジャーナリスト会議会員。