ハリー・ポッターの「ことば学」
奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書
著 者 | 吉村 あき子・須賀 あゆみ |
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ISBN | 978-4-7803-1368-0 C0082 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 160頁 |
発行年月日 | 2025年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
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唱える呪文をどう伝える?
コミュニケーションの仕組みを分析する「語用論」の専門家が、小説『ハリー・ポッター』の巧みな言い回しや描写、会話内での絶妙な比喩、アイロニーなどに焦点を当て、その表現の面白さと魅力を言語学の切り口で伝える。
はじめに ハリーで「ことば学」の面白さを知る
第1章 ハリーを何て呼ぼうか ―呼称を使い分ける
第2章 唱える呪文の伝え方 ―描写のきめ細かさを変える
第3章 「手伝おうか」をどう断る ―円滑な会話の運び方
第4章 「衣を見事に着こなす」とは ―4種類の比喩
第5章 「感謝しますわ、ロン!」の真意 ―アイロニーの魅力
第6章 スネイプは好きなの嫌いなの? ―メタ言語否定とその背景
おわりに 「ことば学」の魅力
著者2人は、言外のニュアンスも含めて人が意思をどう伝え合っているかを解明する「語用論」の専門家。『ハリー・ポッター』の魅力は、ことばの巧みな言い回しや絶妙なレトリック、アイロニーなどの豊かな表現が下支えしていることを具体的に示し、「ことば学」の面白さをわかりやすく解きます。
吉村 あき子(よしむらあきこ)
国立大学法人奈良女子大学研究院人文科学系言語文化学領域教授
須賀 あゆみ(すがあゆみ)
国立大学法人奈良女子大学研究院人文科学系言語文化学領域教授