ことばの力 平和の力
近代日本文学と日本国憲法 かもがわCブックス8
著 者 | 小森 陽一 |
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ISBN | 978-4-7803-0052-9 C0395 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 232頁 |
発行年月日 | 2006年10月 |
価 格 | 定価(本体価格1,700円+税) |
ジャンル |
日本語は真実を語りうるか!?
樋口一葉、夏目漱石、宮沢賢治、大江健三郎の文学作品を通して、「ことばを生きる個人の倫理」と「ととばをあやつる国家の道徳」の相克を明らかにし、日本国憲法の意味を問う。
まえがき
第1章 樋口一葉 宣戦布告の詔勅と女の眼
第2章 夏目漱石 20世紀文明と「個人の革命」
第3章 宮沢賢治 〈正義の戦争〉はあるのか
第4章 大江健三郎 誰も責任を取らない国
あとがき
小森 陽一
1953年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て東京大学教授。専攻は日本近代文学。2004年6月に結成された「九条の会」事務局長。