改定教育基本法 どう読みどう向き合うか
かもがわブックレット164
編著者 | 浦野 東洋一・佐藤 広美・中嶋 哲彦・中田 康彦 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0081-9 C0337 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2007年04月 |
価 格 | 定価(本体価格600円+税) |
ジャンル |
憲法と子どもの権利条約、教育判例やすぐれた教育実践の視点で、改定された教育基本法を読み直し、教育運動に新たな展望を与える。
3つの特徴
●改定条文に込められている政治的、政策的な意図を、国会や教育再生会議などの論議、現実にすすんでいる教育改革の実態とあわせ、批判的に考察します。
●日本国憲法や子どもの権利条約の体系的解釈、これまでの教育判例や優れた教育実践を紹介することにより、改定条文の主権的国民としての解釈(民主的解釈=権力者の暴走を許さない解釈)を試みます。
●改定教育基本法のもとでも可能な教育実践、学校づくり、教育運動、条件整備の運動を励ますよう、原則的な観点を提起し、そのためのヒントや実践例を紹介します。
第一章 教育の目的と立憲主義
第二章 今こそ子どもの権利保障と機会均等の実現を
第三章 「開かれた学校づくり」を今こそ
第四章 教育行政と教育振興基本計画を国民の手に
浦野 東洋一
1943年長野県に生まれる。現在、帝京大学文学部教育学科教授。東京大学名誉教授。専攻は教育行政学および教育法制論。東京大学教育学部卒業。「教育小六法」(学陽書房、各年度版)編集委員。
佐藤 広美
1954年生まれ。東京家政学院大学助教授。専攻は近代日本教育思想史・教育政策。東京都立大学人文科学研究科博士課程退学。博士(教育学)、『教育』(国土社)前編集長。
中嶋 哲彦
1955年名古屋市生まれ。名古屋大学大学院教授。専攻は教育行政学および教育法学。博士(教育学)。名古屋大学大学院研究科博士後期課程単位等認定退学。2001年より犬山市教育委員。
中田 康彦
1968年千葉県生まれ。現在、一橋大学大学院社会学研究科助教授。専攻は、教育政策及び教育法制。一橋大学社会学部卒業。『ハンディ教育六法』(北樹出版、各年度版)編集委員。