ここまでわかった!日本軍「慰安婦」制度

ここまでわかった!日本軍「慰安婦」制度

編著者

日本の戦争責任資料センターアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」

ISBN

978-4-7803-0139-7 C0036

判 型

A5判

ページ数

96頁

発行年月日

2007年12月

価 格

定価(本体価格1,000円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

これでも否定できますか!?
米下院本会議での決議を受けて検証する。
米下院本会議での日本軍「慰安婦」問題に関する決議以来、この問題での論議が続いている。この問題の調査・研究に取り組んできた二つの機関が、資料や被害女性たちの証言を元に、これまで明らかにされてきた事実関係を検証した。

第1章 加害責任はどこまで明らかになっているか
 1、日本軍「慰安婦」制度はなぜつくられたか
 2、強制とはなにか、「暴力的に連行する」ことだけが問題か
 3、慰安所の状況はどのようなものだったか
 4、植民地からどのように連行されたか
 5、戦地・占領地からどのように連行されたか
第2章 「慰安婦」制度はどのように裁かれたのか
 1、東京裁判と「慰安婦」問題
 2、BC級戦犯裁判と「慰安婦」問題
 3、戦犯裁判における「慰安婦」認識
 4、多国の軍隊のケース5、日本の裁判所による事実認定
第3章 被害者の証言は何を明らかにしているか
 1、強制連行の定義とは
 2、植民地朝鮮・台湾からの徴集
 3、日本国内からの徴集
 4、占領地における徴集
 5、「慰安婦は性奴隷ではない」のか
資料編

日本の戦争責任資料センター アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」
 
吉美 義明
中央大学教授/日本の戦争責任資料センター共同代表
 
林 博史
関東学院大学教授/日本の戦争責任資料センター研究事務局長
 
西野 瑠美子
フリー・ジャーナリスト、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」館長。
2004年度日本ジャーナリスト会議JCJ賞受賞。