開業医医療崩壊の危機と展望
これからの日本の医療を支える若き医師たちへ
編著者 | 京都府保険医協会 |
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ISBN | 978-4-7803-1058-0 C0036 |
判 型 | B5判 |
ページ数 | 104頁 |
発行年月日 | 2019年11月 |
価 格 | 定価(本体価格1,700円+税) |
ジャンル |
新自由主義改革によって国民皆保険の空洞化が進んでいる。開業医の歴史的役割を明らかにし、医療危機打開の道を若い医師たちに伝える。
序 章 なぜこの本を出版したのか
第1章 国民皆保険とは 保険医とは
第2章 皆保険制度の歴史と新自由主義改革=「構造改革」
第3章 皆保険制度を支えてきた保険医運動
第4章 新自由主義改革(=構造改革)が壊す開業医医療
第5章 保険診療の現場から―若き医師たちへのメッセージ
コラム 「私は開業医」
国際的に見れば、日本の「保険証」はプラチナ・カードである。どうすれば、そんなことが可能なのかと外国の研究者は言う。しかし、海外からの評価の高まりと同時に、崩壊の危機も深まっている。いかに立ち向かうか。
「開業医」とは勤務医の対概念ではなく、「市民の医者」であり、「開業保険医」とは「社会保障を推進する市民の医者」である。これまでの実績を踏まえて、「誇り」を持って対処すべき指針を示した力作。
京都府保険医協会
執筆者(五十音順)
飯田哲夫(いいだ てつお)京都府保険医協会理事(内科・京都市)
飯田泰啓(いいだ やすひろ)京都府保険医協会代議員会議長(内科・木津川市)
礒部博子(いそべ ひろこ)京都府保険医協会政策部員(皮膚科・宇治市)
垣田さち子(かきた さちこ)京都府保険医協会前理事長(内科・京都市)
久保佐世(くぼ さよ)京都府保険医協会事務局
鈴木 卓(すずき たかし)京都府保険医協会理事長(外科・京都市)
辻 俊明(つじ としあき)京都府保険医協会理事(眼科・京都市)
中村 暁(なかむら さとし)京都府保険医協会事務局
浜松 章(はままつ あきら)京都府保険医協会事務局
二橋芙紗子(ふたはし ふさこ)京都府保険医協会事務局
吉河正人(よしかわ まさと)京都府保険医協会理事(内科・福知山市)
吉中丈志(よしなか たけし)京都府保険医協会理事(内科・京都市)
吉村 陽(よしむら あきら)京都府保険医協会理事(内科・木津川市)
渡辺賢治(わたなべ けんじ)京都府保険医協会副理事長(肛門科・京都市)