子ども・若者支援のパラダイムデザイン
“第三の領域”と専門性の構築に向けて
著 者 | 生田 周二 |
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ISBN | 978-4-7803-1154-9 C0037 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 216頁 |
発行年月日 | 2021年05月 |
価 格 | 定価(本体価格2,400円+税) |
ジャンル |
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A Paradigm Design for Children and Youth Services in Japan
いま、日本の子ども・若者が直面している課題に対応できる仕組み・構造の不在という現実を、包括的な“第三の領域”、支援する専門職、それらを支える学問領域、そして支援における権利性の欠損と捉え、ここからどのように社会を再構築していくのか、実践者たちとともに新たな枠組みを構想する。
第1章子ども・若者支援における概念整理─支援、ケアとの関連において─
第1部“第三の領域” の概念と欠損の背景
第2章「第三の領域」と「社会教育的支援」概念─ドイツにおける議論を中心に─
第3章子ども・若者期を支援する包括的な「第三の領域」の欠損の背景
第4章子ども・若者支援の歴史的理解──「学問」領域の欠損
第2部子ども・若者支援の基礎概念:居場所、自尊感情、対話、自立
第5章自立について……自立の五側面
第6章居場所、アニマシオン、自尊感情
第7章対話の意義と役割
第3部子ども・若者支援の専門性
第8章子ども・若者支援領域の言語化をめざして──専門性の欠損への対抗
第9章子ども・若者支援に従事する者の専門性試論
第10章補論 social(社会的)な視点から見た子ども・若者支援
学校と家庭だけでは支えきれない!閉塞する日本社会の子ども・青年支援に求められる新たな支援と専門職のあり方を、理念と制度、具体的な活動にわたって提案する里程標。
生田 周二
奈良教育大学名誉教授/子ども・若者支援専門職養成研究所代表。専門テーマは、人権教育・社会教育。