京都の介護現場から提言する

京都の介護現場から提言する

介護保険5年目の見直しに向けて

編著者

京都府保険医協会介護保険対策委員会

ISBN

978-4-87699-857-9 C0036

判 型・

A5判

ページ数

152頁

発行年月日

2005年02月

価 格

定価(本体価格1,400円+税)

ジャンル

福祉

誰もが無理のない負担で、尊厳ある人生を送ることができる介護保険制度を−介護保険5年目の「見直し」に向けた現場からの政策提言。

■前文
介護保険制度と京都府保険医協会
 垣田さち子(京都府保険医協会副理事長、医師)

■京都府保険医協会・介護保険対策委員会の政策提言
誰もが無理のない負担で尊厳ある人生を送ることのできる介護保障制度を
 廣末 利弥(社会福祉法人七野会理事長)
■各分野からの提言
1 相談支援システムの再構築を—居宅介護支援業務とソーシャルワーク—
   山本みどり(京都市在宅介護支援センター・西陣病院センター長)
2 老人保健施設での医療
   角谷 増喜(介護老人保健施設「ハーモニーこが」管理医)
3 ヘルパーからの問題提起 
   三輪 道子(京都福祉サービス協会ホームヘルパー労働組合執行委員長 70
4 医療機関からみた介護保険の現状
   門  祐輔(京都民医連第二中央病院院長)
5 介護保険の現状と問題—訪問看護の現場から—
   阿部 未知(京都保健会 東九条訪問看護ステーション所長)
6 京都府北部の介護
   斉藤 治人(斉藤診療所、医師)
7 「老化」の教育
   諏訪 隆雄(スワ診療所、医師)
8 介護制度における法的問題
  竹下 義樹(弁護士)
■補論
1 介護保険・実施前の問題意識
   飯田 哲夫(京都府保険医協会理事、医師)
2 介護保険と医療・社会保障改革
   浜松  章(京都府保険医協会事務局)
■特別寄稿
介護保険見直しと社会保障改革
—京都府保険医協会「介護保険五年目の見直しに向けて」によせて—
 伊藤 周平(鹿児島大学法科大学院教授)

投稿者:男性・55歳・会社員
評価:☆☆☆☆
介護保険制度? 親子だから話せること、親子だから話せないこと、他人には相談できて兄弟姉妹だから相談できることと出来無いこと・・・素敵な本を見つけたので紹介いたします。
介護保険制度5年目の見直しに向けて「京都の介護現場から提言する」これだけ少子高齢化社会になれば問題点が多方面に出てくるでしょう。私の親の世代は7〜8人兄弟姉妹が当たり前で、今の一人っ子同士が結婚したら、その親世代は4人・・・
個人ではどう考えても対応できないことになります。今年3歳に成る孫から見れば、私より若い連れ合いが“ばあちゃん”で80歳近い私の母は幸いまだ元気ですが“ひいばあちゃん”です。
私は“じいちゃん”ですが、私の子供の頃の“じいちゃん”とはイメージが合いません。年には関係なく70代でも80代でも元気な方は元気に高齢者のお世話をしています。
要介護認定をコンピューターで数的処理をし、一人一人の特性を見ない問題点も多くあり・・・これからもっとも期待される専門家(人間的に優れた)ヘルパーさんやケアマネージャ、介護福祉士の養成が期待されています。
優れた人材は今現在も沢山居ると思いますが、制度としてのシステムさえしっかりしていれば問題はクリアーできると考えるのですが、こんな考えは甘いのでしょうか?
自身の親が介護保険制度をまだ利用していませんので分らないことだらけですが、この本は2005年2月1日発行の新刊で提言内容は素人の私でもなるほどと思うことが沢山あり、将来に備えて勉強していきたいと思います。