歴史小説 櫛の十字架
大逆事件の渦ー新村忠雄と阿部米太郎
著 者 | 石山 幸弘 |
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ISBN | 978-4-7803-0409-1 C0093 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 464頁 |
発行年月日 | 2011年02月 |
価 格 | 定価(本体価格2,500円+税) |
ジャンル |
大逆事件の処刑(1911年1月24日)から百年が目前に迫る。新発掘の250通の書簡をもとに、新しい事件像、人物像を描くことに成功した意欲作。
12名の処刑者の一人で、天皇暗殺計画に協力したとされる新村忠雄。
新村と交流のあった阿部米太郎の目を通して描かれる事件像、新村像。阿部の生家に保存されていた250通近い新発掘の書簡が可能にした新境地。書簡には、これまでの研究者が踏み込むことになかった、事件関係者の内的心情が残されていた。その結果、大逆事件の理論的な側面とともに、新しい事件像、新しい人物像を描くことに成功した。
大逆事件と新村忠雄
1910年から1911年(明治43、44年)にかけて、社会主義者幸徳秋水らが明治天皇暗殺計画を企てたとして検挙されたのが大逆事件。12名が処刑された。新村忠雄は、1887年、長野県生まれ。1910年5月25日に長野県の自宅で爆発物取締罰則違反の容疑により逮捕され(明科事件)、大逆事件により1911年1月24日午後2時50分処刑。
大逆事件というと、これまでの研究は、主に幸徳秋水らの理論面の発掘が主でした。今回、事件関係者の私信が発掘されたことにより、その内面がわかるようになりました。それを駆使し、小説の形で事件を問うたのかこの本です。
250通の新発掘の書簡をもとに、新しい事件像、人物像に迫る意欲作。
石山 幸弘
大逆事件というと、これまでの研究は、主に幸徳秋水らの理論面の発掘が主でした。今回、事件関係者の私信が発掘されたことにより、その内面がわかるようになりました。それを駆使し、小説の形で事件を問うたのかこの本です。
250通の新発掘の書簡をもとに、新しい事件像、人物像に迫る意欲作。