隣人が殺人者に変わる時 加害者編
ルワンダジェノサイド 加害者たちの証言
著 者 | ジャン・ハッツフェルド:著 西京高校インターアクトクラブ:訳 |
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ISBN | 978-4-7803-0685-9 C0098 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 328頁 |
発行年月日 | 2014年04月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
人はなぜ、ここまで残虐になれるのか ルワンダ・ジェノサイドの加害者たちが今、告発する
ある日を境に、フツ族は使い慣れたマチェーテ(ナタ)を手に、隣人であるツチ族の虐殺を始めた。家畜を屠殺するように、淡々と…。人はなぜこれほどまで残虐になれたのか。ルワンダジェノサイドの加害者たちの証言集。
エリー 男達、女達と選り分けたり、乳飲み子、年寄りと選り分けたりなどせず、最終的に、全て、全員叩き殺されなければならなかった。
レオポール もはやツチを人間としては見なかったし、神の創造物とも見なさなかった。
アルフォンス 彼等は教会の静けさの中に死を待っていた。俺達と言えば、神の家にいることなどどうでもよかった。怒鳴り散らし、ふざけ合い、命令を下したり、ののしったりだった。丹念に、ひとり残らず息の根を絶つため、顔を覗き込みながら、ひとり、ひとりを確認した。
朝日新聞や共同通信社を通じて20社以上の新聞に書評をとりあげていただいた「隣人が殺人者に変わる時」。ルワンダジェノサイドの被害者がなまなましい証言をして、話題になりました。今回、この第2部では加害者編として、加害者の告白が納められています。なぜ普通の人々が、このような残虐な行為を行ったのか。読み終えたあと、必ず、「自分ならどうするだろう」と考えさせられるはず。
ジャン・ハッツフェルド
1949年マダガスカル生まれのフランス人ジャーナリスト。ルワンダ3部作「LIFE LAID BARE」「MACHETE SEASON」「THE ANTELOPESSTRATEGY」は8カ国で翻訳され、数々の賞を受賞している。
西京高校インターアクトクラブ
インターアクトクラブは、12歳から18歳までの青少年のための国際ロータリーの奉仕クラブで、西京高校インターアクトクラブは全国2番目の1963年に結成。募金活動など学内外で活動している。