スウェーデン 保育から幼児教育へ
就学前学校の実践と新しい保育制度
著 者 | 白石 淑江 |
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ISBN | 978-4-7803-0259-2 C0037 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 214頁 |
発行年月日 | 2009年03月 |
価 格 | 定価(本体価格2,100円+税) |
ジャンル |
幼保一元化を実現、1歳から小学校入学までの養護と教育をゆたかにすすめているスウェーデン。エデュケアの理念に立ち、公的責任の範囲を広げながらなしとげた改革に、日本保育・幼児教育・子育て支援が学ぶことは多い。そのスウェーデンの社会制度と保育条件、カリキュラムと具体的な実践を紹介。
スウェーデンの保育・幼児区教育の特徴
◎男女平等社会の実現をめざす家族福祉政策の一環として保育制度が実施されていること。
◎質の高い就学前学校の実践を保障するための人的条件・物的環境が整えられていること。
◎レッジョ・エミリアや環境教育プログラムなど、世界の保育の到達点が生きていること。
◎子どもの興味や関心から出発する「遊び」を中心とした保育方法を大切にしていること。
◎全ての活動が養護と教育の一体性を意味する「エデュケア」の理念に立脚していること。
【第1部】スウェーデンの就学前学校の実践
1)フェーボーデン就学前学校
2)就学前学校の「環境」
3)就学前学校の一日の流れ
4)ドキュメンテーションを中心とした実践
5)親とのパートナーシップとドキュメンテーション
【第2部】就学前学校の質を支えるしくみ
1)教育法における就学前学校事業
2)就学前学校カリキュラム(Lpfo98)の概要
3)就学前学校の質を高める取り組み
【第3部】就学前学校カリキュラム(Lpfo98)の施行をめぐって
1)スウェーデンの就学前学校におけるナショナルカリキュラムの実施[イングリッド・エングダール]
2)資料=就学前学校カリキュラム(Lpfo98)
白石 淑江
1950年、山梨県生まれ。
現在、同朋大学社会福祉学部社会福祉学科教授。NPO法人「子どもの虐待防止ネットワーク・あいち(CAPNA)」理事。