
センス・オブ・ワンダーを語る
編著者 | 上遠 恵子:編者 山極 壽一・福岡 伸一・中村 桂子・畠山 重篤:著 レイチェル・カーソン日本協会:協力 |
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ISBN | 978-4-7803-1390-1 C0036 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 212頁 |
発行年月日 | 2025年08月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
レイチェル・カーソンの思いをつなぐ
自然の神秘さに驚く感性の大切さを伝えるレイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』。この本に触発され、生命や自然の分野を切り拓いた5人が、自身のセンス・オブ・ワンダーの体験や地球と人間の現在地を語る。
山極壽一「知識は間違える。気持ちを感じよう」
福岡伸一「死はある意味、最大の利他です」
中村桂子「重ね描きして別の道を」
畠山重篤「三陸沖は光合成をする大森林」
上遠恵子「いのちに軸足を置いて考えたい」
はじめに
1章 山極壽一(人類学者)ゴリラの目から地球の未来を見る/山極壽一×上遠恵子
2章 福岡伸一(生物学者)センス・オブ・ワンダーを旅する/福岡伸一×上遠恵子
3章 中村桂子(生命誌研究者)つながりの中の「いのち」に気づく/中村桂子×上遠恵子
4章 畠山重篤(養殖漁業家)森と海と人の心に木を植える/畠山重篤×上遠恵子
5章 上遠恵子(エッセイスト)不思議さに驚く心をはぐくむ
おわりに
「知ることは感じることの半分も重要ではない」。環境問題を告発したカーソンが同書で伝えたかったことの一つです。「科学するこころの源泉」とも言われる感性センス・オブ・ワンダーで深めた著者らの自然観、生命観は、読者の視界を広げてくれます。同書を訳した上遠氏との対談も味わい深く、軽妙。
上遠 恵子(かみとうけいこ)
東京薬科大卒業、東京大学農学部研究室勤務。現在、エッセイスト、レイチェル・カーソン日本協会会長。
山極 壽一(やまざきじゅいち)
総合地球環境学研究所長
福岡 伸一(ふくおかしんいち)
青山学院大学教授
中村 桂子(なかむらけいこ)
JT生命誌研究館名誉館長
畠山重篤(はたけやましげあつ)
NPO法人「森は海の恋人」前理事長
レイチェル・カーソン日本協会(れいちぇるかーそんにほんきょうかい)
1986年5月 レイチェル・カーソン生誕80年記念事業準備委員会が下垣内博氏の呼びかけで発足。
1988年5月 レイチェル・カーソン日本協会設立総会開催。