司馬遼太郎覚書
「坂の上の雲」のことなど
著 者 | 辻井 喬 |
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ISBN | 978-4-7803-0486-2 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 200頁 |
発行年月日 | 2011年11月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
NHKの放送開始から3年目
辻井喬が、渾身の力で書き上げた『坂の上の雲』論の決定版が登場!
NHKでの放映開始以来、「間違った歴史観の持ち主」か、「最後の国民作家か」と議論された司馬遼太郎。司馬が何を書こうとしたのかは、作品の中に分け入り、小説論として分析してこそようやく評価できる。司馬は歴史書を書いたのではなく、その時代に生きた民衆を主人公として、あくまで小説を書いたのであるからー。生前の司馬と交流のあった著者が、暖かい目で論じつくした。
司馬遼太郎を考える
『坂の上の雲』を読む
司馬文学を分析する
司馬文学の個性
附・新舩海三郎
「司馬遼太郎にとっての『坂の上の雲』」
辻井 喬
詩人・小説家
西武グループ創業者の家に生まれる。東大時代、共産党に入党するが、共産党分裂のあおりを受けて除名。
その後、西武百貨店に入社し、西友などを全国展開するとともにセゾングループを形成。実業家としては、本名の堤清二を名乗った。