13歳からの拉致問題
弟と家族の物語
著 者 | 蓮池 透 |
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ISBN | 978-4-7803-0592-0 C0095 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 160頁 |
発行年月日 | 2013年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
弟の失踪から現在まで兄と家族がどう悩み、行動したかという生きた拉致問題。拉致の基礎知識、朝鮮半島と日本の関係の豆知識も豊富に。
是非、子どもたちに読ませたい、3つの特徴
1 何を悩みどう行動したか行きた体験を語る
被害者の帰国から10年、拉致問題の風化が叫ばれる。とりわけ若い人の記憶は薄れがちだ。その関心を強め、北朝鮮との真剣な交渉を政府に求めねばならない。そのために、被害者の兄として何ができるか。著者は、被害者の家族としての悩み、苦しみをありのままに伝えることにした。情報をもとにパチンコ店を探し歩いた日々のこと。北朝鮮にいるとわかったときの気持ち。この本を通じて、誰もが、「同じ立場だったらどうしただろう」と、自分に惹きつけて拉致問題を考えることができるようになる。
2 拉致問題の基礎知識をわかりやすく解説
1、拉致は誘拐と違うのか?
2、政府の拉致問題対策本部とは?
3、辛光洙が拉致実行犯の一人?
4、北朝鮮の「不審船」とは?
5、大韓航空機爆破事件とは?
6、「家族会」「救う会」とは?
7、国連は拉致問題をどう扱った
8、北朝鮮への経済制裁とは?
9、韓国にも拉致問題はある?
10、アジアや欧州での拉致問題?
11、拉致の実行犯に日本人?
12、植民地支配の謝罪をした?
3 朝鮮半島と日本の関係まで分かる豆知識付
1、古代からの日本と朝鮮の交流
2、朝鮮語と日本語の共通性は?
3、日本と朝鮮は戦争もした?
4、創氏改名とはなんですか?
5、朝鮮戦争とはどんな戦争?
6、北朝鮮と国交がない理由?
7、竹島はどちらの国のものか
8、竹島での20世紀初頭の変化
9、戦後の竹島問題は?
10、在日朝鮮人がなぜいるのか
11、在日朝鮮人の戦後の歩み
12、在日朝鮮人が抱える問題
第1章 弟がいなくなった
第2章 弟が帰ってきた
第3章 なぜ?どうすれば?
蓮池 透
新潟県柏崎市生まれ。大学卒業後、東京電力に入社し、福島第一原発の保守管理などを担当。一昨年の退社時は原子燃料サイクル部部長。北朝鮮による拉致問題では、長く「家族会」の事務局長を務めたが、「制裁より対話を」という考えを批判され、除名される。