算数文章題イメージトレーニングワークシート③
応用問題
著 者 | 山田 充 |
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ISBN | 978-4-7803-0800-6 C0037 |
判 型 | B5判 |
ページ数 | 172頁 |
発行年月日 | 2016年04月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
算数の文章問題を解くステップは、語句や文章の内容理解→イメージ化→立式→計算→フィードバックという流れになっています。なかでも、イメージ化からフィードバックをトレーニングするワークシートです。まず絵を見て問題文をつくり、答える。逆に問題文があり絵を描いて答える。このセットをくり返すことで、文章題が何を尋ねているかをイメージ化できるようになります。イメージ化の力がつくと、文章題で何を聞かれているかわかるようになり、文章題を解くことができるようになります。
対象年齢:小学校2年〜6年
対象となる子ども:文章問題を解くのが苦手な子ども、特にLDなどの障害をもった子どもたち。
こんな方にオススメです:通級指導教室、特別支援級、通常学級、特別支援学校の先生、療育センターの指導者、保護者の方などご活用ください。
絵を見て定型の問題文を考えることからはじめ、一度にたくさんせず、1、2問ぐらいからはじめます。そのときに、「何となく絵を描いた」「問題文をつくった」ではなく「問題の構造をおさえる」「変化をおさえる」「たずねる文を考える」この3つを子どもに意識させます。1章10問なので、それが終わると問題文から絵をイメージする練習にうつります。
◎絵をみて問題文を考える
①最初の様子を書く。
②変わった様子を書く。
③たずねる文を書く。
立式→計算→答え
◎問題文から絵をかく
①最初にあるものや、全体像をつかんで絵に描く。
②次に増えたり、減ったり変化した部分をつかんで絵に描く。
③たずねる文を絵の中でどのように表現するかを考える。
立式→計算→答え
◉コピーしてすぐ使えるので、実用的。
◉算数の指導をしながら、作文指導、言語指導ができる教材。
◉イメージ化の弱さに焦点をあてて、問題文を読んで、絵を描くことでイメージ化するためのトレーニングをおこないます。
◉著者が通級指導教室で日常使用している実践的な教材。
◉問題は全部で100問!
投稿者:女性・55歳・教員
評価:☆☆☆☆
問題文が段階的になっているだけで、とてもわかりやすいのだなあと改めて気付きました。スモールステップの具体がわかってためになりました。
山田 充(やまだみつる)
大阪府堺市の小学校で20年間通級指導教室を担当。現職の頃から現在まで堺市特別支援教育専門家チーム・年8回の通級指導研修を担当。
退職後、広島県廿日市市教育委員会で特別支援教育アドバイザーに6年間就任する。現在、大阪市教育委員会インクルーシブ教育推進室で通級指導アドバイザーに就任。
〈資格〉
特別支援教育士スーパーバイザー
認知リフレーミング士【アソシエイト】