渡辺順三研究
著 者 | 碓田 のぼる |
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ISBN | 978-4-7803-0124-3 C0092 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 2058頁 |
発行年月日 | 2007年10月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
生きた感情を歌はなくてはならない
啄木以来の生活派短歌に階級的視点を導入したプロレタリア短歌の先駆者、渡辺順三。
彼の短歌に関わる戦前の3つの評論集を掘り起こし、その内容と現代的意義を検討する。著者の渡辺順三に関する三部作の完結編。
1 渡辺順三における家系の研究
渡辺順三郎尚義について
河村善益について
2 第一評論集『階級線の一隅から』の一考察
第二評論集『短歌の問題』における問題
渡辺順三における詩との別れ
3 渡辺順三-人と作品
順三における口語短歌の世界
プロレタリア歌人同盟時代と順三
プロレタリア短歌
4 順三の声-一つの正誤訂正
ちりめんの小布
林田茂雄「順三と私の47年」
資料 渡辺順三に対する警視庁特別警察部
特高第一課「意見書」
碓田 のぼる
高校教師を経て、日教組私学部長、全国私教連委員長、全教副議長、消費税をなくす全国の会常任世話人などを歴任。現在、新日本歌人協会代表幹事。歌集『花どき』で、第10回多喜二・百合子賞を受賞。