医療関連死を科学する
オーストラリア・ビクトリア州における行政解剖制度の調査報告
編著者 | 全日本民主医療機関連合会 視察団 |
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ISBN | 978-4-7803-0127-4 C0047 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 80頁 |
発行年月日 | 2007年10月 |
価 格 | 定価(本体価格800円+税) |
ジャンル |
異状死の原因を徹底究明し、再発を防止する第三者機関のモデルがここにあった!
頻発する医療事故!真相究明を求める遺族!現場で苦闘する医療関係者が、国民の信頼に応える制度づくりへ、真剣な模索を開始した。
ビクトリア州では、専門家であるコロナーによる死因究明の制度があり、異状死はすべて届け出される。医療関連死のうち七割から八割が解剖に付される。死因の究明のため、法廷が開かれる場合もある。国民多数がこの制度を信頼し、それを可能にする人員と予算が与えられているのである。
その全貌を明らかにし、日本のあるべき制度を提言します。
はじめに
1ビクトリア法医学研究所
2コロナーの任務と活動
3コロナー法廷
4臨床連絡サービス
5CLSケース検討会
6国立コロナー情報システム
7ヘルスサービス・コミッショナー
8医師免許登録委員会
9臨床法医学者が語る
10弁護士が語る医療紛争の現状と解決の方法
11ジャーナリストが語るマスコミと医療
12倫理学者が語る外科手術の成績の公表
13アルフレッド病院・モナシュ大学医療安全研究所
調査団の構成と日程および感想
資料
全日本民主医療機関連合会 視察団
略称:民医連(ミンイレン)
1953年6月 結成
地方組織である都道府県民主医療機関連合会と直接加盟医療機関をもって組織をしている。
キューバへの医療視察団は2009年に第1回が組織され、2019年3月に第7回を実施。