医師たちが見たキューバ医療のいま
60年間大切にしてきたこと~いのち~
編著者 | 全日本民主医療機関連合会 視察団 |
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ISBN | 978-4-7803-1014-6 C0047 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 128頁 |
発行年月日 | 2019年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,200円+税) |
ジャンル |
充実したプライマリケアにより高い健康指標を達成している国キューバ。
その医療システムの秘密を探った2009年の前著に続く、キューバ医療視察の第二弾。
6回にわたる視察をふまえ本書では、医師養成のあり方に着目し、若手医師がキューバの高校生・医学生とのホンネ交流を紹介するほか、医薬品開発、医療による国際貢献、歯科医療、困難な経済事情を背景に垣間見える厳しい実情など、さまざまな側面からその現在に迫る。
〈第Ⅰ部〉
「いのちの平等」のキューバ医療に学ぶ
三層構造のキューバ医療システム
column 映画「シッコ」の現場から
初めてのキューバ── 識字博物館に見たキューバの魅力
民間医療交流から見たキューバ医療の現実と視察の意義
キューバの医薬品研究── 自国でのワクチン開発
キューバ医療の国際主義
〈第Ⅱ部〉
座談会 若手が見た、感じた志高い医師養成のしくみ
国づくりの基本戦略と医師養成
column キューバ医療とゲバラ
〈第Ⅲ部〉
歯科医療と公衆衛生
人々が生き生きと暮らす高齢者施設
もう一度視察に行けたら何を見たいだろうか── 健康の社会的決定要因SDHを踏まえて
キューバの障がい者施設
column 明るく、キュートでパワフル、リズミックな国── 感じたキューバ
お手本にしたい医療連携モデル
キューバ医療を通して見る日本医療の課題── 医療崩壊のルーツは明治維新
column ホセ・マルティも指摘していた維新政府の実態
全日本民主医療機関連合会 視察団
略称:民医連(ミンイレン)
1953年6月 結成
地方組織である都道府県民主医療機関連合会と直接加盟医療機関をもって組織をしている。
キューバへの医療視察団は2009年に第1回が組織され、2019年3月に第7回を実施。