被爆者の思いを胸に
原爆症認定集団訴訟をともに闘った医師たちの勝利の軌跡
編著者 | 全日本民主医療機関連合会 |
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ISBN | 978-4-7803-0623-1 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 316頁 |
発行年月日 | 2013年05月 |
価 格 | 定価(本体価格2,500円+税) |
ジャンル |
「内部被ばくは影響しない」「爆心地からと遠かったから大丈夫」ー。
政府のこうした認定基準によって、原爆症と認められないまま、少なくない被爆者が苦しんでいた。「集団で訴訟を起こし、国の基準を変えよう」と開始され、勝利した集団訴訟。その訴訟を支えた医師たちの闘いはそんなものだったのか、どんな意味があったのか。福島の闘いにつながる貴重な記録である。
原爆症認定集団訴訟の記録『にんげんをかえせ』DVD付き
Ⅰ発刊によせて 原爆症認定集団訴訟とは何か
Ⅱ座談会 医師たちはこうして訴訟を勝利に導いた
Ⅲ取り組みの経過 医師たちはどう闘ったか
Ⅳ各地の取り組み こう闘った、こう勝利した
資料
斉藤ともこ
「被爆者の体と言葉の中にこそ真実がある」
そう思った医師たちは、まず、目の前の被爆者に寄り添い、耳を傾けた。はじめは消去的だった医師たちが、勇気を振り絞って、震えながら、証言台に立つ。医師たちを、闘わずにはおれない気持ちにさせたものは、何だったのか・・・。
死者と生者がひとつとなって訴えた、ほんとうのこと。これは、福島につながる、貴い記録です。
全日本民主医療機関連合会
無差別・平等の医療と福祉の実現をめざす医療・介護事業所などが加盟する組織。事業所は全国に1800余。地域に根ざして保健・医療・福祉の総合的な活動、安心して住み続けられるまちづくり運動を進めている。