フクシマから学ぶ原発・放射能・普及版
著 者 | 安斎 育郎 |
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ISBN | 978-4-7803-0520-3 C8040 |
判 型 | B5判 |
ページ数 | 96頁 |
発行年月日 | 2012年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
“そもそも”からかんがえてみよう! 事故を再び起こさないために!
福島原発事故を踏まえ、原発と放射線の「ふしぎ」をそもそも論から解き明かし、放射能から身を守る術や、新エネルギーの展望を考える。
この本は、児童・生徒向けに作られました。でも、父兄・教師にもぜひ読んで欲しいのです。過ちを繰り返さないために、子どもも大人も一緒に考えましょう。
はじめに
1原子力発電はどのようにして電気をつくるのですか?
2核分裂とはどのようなことですか?
3福島原発事故の「メルトダウン」って、なんですか?
4使用済み核燃料はなぜ原子炉建屋においてあるのですか?
5原爆と原発はどこが違うのですか?
6原発には何重もの安全装置があったのになぜ事故が起きたのですか?
7福島原発の事故は、これからどうなるのですか?
8地震国・日本の原発は、安全ですか?
9放射線や放射能って、どんなものですか?
10放射能を消すことはできないのですか?
11放射能を浴びるとなぜ危ないのですか?
12少しくらいの放射線は、あびるほうが体にいいのですか?
13放射線による障害は、子どものほうが大きいのはほんとうですか?
14外部被ばくと内部被ばくはどうちがうのですか?
15放射性物質に汚染された野菜や肉や魚を食べてもいいのですか?
16食品についている放射性物質をとりのぞくことができるのですか?
17放射線は医療や産業にも使われていますが大丈夫ですか?
18自然からも放射線が出ているというけど、心配ないのですか?
19日本と世界にはどれだけの原発があるのですか?
20高速増殖炉「もんじゅ」ってどんな原発ですか?
21福島原発以外の原子力発電は安全ですか?
22原発がなくなれば電気が足りなくなるのですか?
23原発は地球にやさしいって、本当ですか?
24自然エネルギーによる発電にはどんなものがあるのですか?
25「スマートグリット」とはなんですか?
26人と地球の安全を守るためには何をしたらいいのでしょう
さくいん 大切な言葉
この本は、原発や放射線、再生可能エネルギーについて基礎から整理しなおし、いま私たちに必要な知識をできるだけわかりやすく伝えるために書かれました。
福島原発事故を踏まえ、国の将来のあり方について、みんなで意見を出しあい、しっかりと決めていきましょう。
安斎 育郎
1940年、東京生まれ。東京大工学部原子力工学科卒業。工業博士。
現在、立命館大学国際関係学部教授、同大学国際平和ミュージアム館長、Japan Skeptics会長、日本平和学会理事、原爆忌全国俳句大会実行委員長なども務める。手品のテクニックを使って不思議な現象を再現する講演・講義が人気を博す。 (2005年6月現在)