宗教者と科学者のとっておき対話
人のいのちと価値観をめぐって
著 者 | 有馬 頼底・安斎 育郎 |
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ISBN | 978-4-7803-1072-6 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 144頁 |
発行年月日 | 2020年02月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
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各所にちりばめられた珠玉の名言
有馬頼底師(臨済宗相国寺派管長、金閣寺・銀閣寺住職、87歳)と安斎育郎(立命館大学平和ミュージアム名誉館長、80歳)の対談を1冊に収録した。
〝物言う禅僧〟とも言われる臨済宗の長老と、多彩な興味と思索が尽きない科学者の織りなす対話は、宗教者・科学者となるに至った経緯に始まり、今日の社会に生起する諸問題から、日本国憲法と平和の問題まで多岐にわたり、人生観と価値観についての深い洞察に満ちたものとなった。それぞれの信念に基づく名言がちりばめられている。
はじめに
第一章◉禅僧になったのは 叩かれて悟った臨済禅の教え
第二章◉老いをどう生きるか 空っぽになることこそ自由の秘訣
第三章◉福島原発事故をめぐって 命を大切にする「不殺生戒」
第四章◉先の戦争と日朝外交 話し合いにしか解決の道はない
第五章◉今時の日本の社会と文化 孤独をなくす人と人のつながりを
第六章◉科学と宗教の持分 人の人生観と価値観をめぐって
第七章◉平和と日本国憲法について 声を上げるべき時代になった
対談を終えて
有馬 頼底
現代日本の仏教界を代表する禅僧。
臨済宗相国寺派館長、金閣寺・金閣寺住職。京都仏教会理事長、「宗教者九条の和」呼びかけ人。久留米藩藩主有馬家(赤松氏)の子孫。
安斎 育郎
立命館大学名誉教授、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長。東京大学工学部卒業、工学博士。専門は、放射線防護学、平和学。「九条科学者の会」呼びかけ人。日本科学者会議代表幹事などを歴任、久保医療文化賞、日本平和学会平和賞などを受賞。