ビキニ水爆被災事件の真相
第五福竜丸ものがたり
編著者 | 安斎 育郎:監修 ビキニ水爆被災事件静岡県調査研究会:編 |
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ISBN | 978-4-7803-0680-4 C0036 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 80頁 |
発行年月日 | 2014年01月 |
価 格 | 定価(本体価格1,000円+税) |
ジャンル |
原発事故と重ね合わせて解き明かす。
米軍のビキニ水爆「ブラボー」実験と第五福竜丸被災60周年にあたり、その真相を若い人達に伝える入門書。原発事故の今だからこそ、その教訓を引き継ぎたい。編者は焼津平和賞を受賞し、本書を市内の学校に献本する(ルビ付き)。
第1章 1954年3月1日 西から太陽が昇った
第2章 久保山愛吉さん逝くー第五福竜丸乗組員のその後
第3章 第五福竜丸と漁船被害
第4章 マーシャル諸島島民の被害を追って
第5章 ビキニ水爆の死の灰は全世界に広がった
第6章 燃え上がる原水爆禁止運動
第7章 福竜丸の保存ー沈めてよいか第五福竜丸
第8章 アメリカの公文書でみたビキニ事件の真相
第9章 核兵器のない世界を!の声は今世界に広がる
終 章 ビキニ事件の教訓からー東日本大震災と原発事故を考える
米軍が1954年3月1日にビキニ環礁で行った水素爆弾「ブラボー実験」によって、マーシャル諸島島民と、第五福竜丸をはじめ多数の日本船舶が被ばくし、無船長だった久保山愛吉さんが死亡した。事件は、原水爆禁止運動が世界に広がる契機となった。
安斎 育郎
1940年、東京生まれ。東京大工学部原子力工学科卒業。工業博士。
現在、立命館大学国際関係学部教授、同大学国際平和ミュージアム館長、Japan Skeptics会長、日本平和学会理事、原爆忌全国俳句大会実行委員長なども務める。手品のテクニックを使って不思議な現象を再現する講演・講義が人気を博す。 (2005年6月現在)
ビキニ水爆被災事件静岡県調査研究会
1997年以来16回の研究会を開催。第3回会津平和賞を受賞。