「近世」としての「東アジア近代」
地域のいまを問い直す 講座:わたしたちの歴史総合 3
編著者 | 歴史総合研究会・桃木 至朗 |
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ISBN | 978-4-7803-1263-8 C0320 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 208頁 |
発行年月日 | 2023年03月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
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世界史と日本史を一体で捉え「考える歴史」への転換とされる歴史総合に対応
古代・中世史を踏まえつつ、「近世」におけるグローバルな経済変動と交流などを通じてできあがった「伝統社会」の姿を描くとともに、近世との連続性と断絶を意識しながら、東アジアの近現代史の特徴を概観し、その現在地点を論じることによって、現代の課題にどう立ち向かっていくかを提示していく。
第一章 東アジアの「基層社会」と古代・中世
第二章 近世前期の東アジアと 16世紀のグローバル化
第三章 東アジアにおける小農社会の確立と「勤勉革命」
第四章 東アジアの「朱子学化」「近世化」「中国化」
第五章 東アジアの近代:ナショナリズムと開発
第六章 東アジアの現在地点:「圧縮された近代」の帰結
歴史総合研究会
2016年12月、高校教科「歴史総合」に対応する一般書の刊行をめざし、西洋史、東洋史、日本史の枠を超えて6人の歴史学者により発足。その後、高校教育の経験の聞き取りから始まり、それぞれが考えたテーマを深めつつ、毎年、春、夏、冬の3回ずつ研究会を開催し、議論を積み重ねてきた。
桃木 至朗
日越大学(ベトナム)教員、大阪大学名誉教授。専門はベトナム史、海域アジア史、教養教育と歴史教育ほか。博士(文学)。