幻想の抑止力
沖縄に海兵隊はいらない
著 者 | 松竹 伸幸 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0372-8 C0031 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 112頁 |
発行年月日 | 2010年06月 |
価 格 | 定価(本体価格900円+税) |
ジャンル |
鳩山首相の辞任までつながった「抑止力」。マスコミでは日常用語のように使われるが、誰がその内実を正確に知っているのか。本書はまず、国際政治において、「抑止力」概念が生まれた経緯を分析する。そして、「抑え、止める」という言葉と裏腹に、戦争を生み出した過去の事例を検証する。次に、海兵隊の実態と歴史である。なぜ「殴り込み部隊」と言われるのか戦争でどんな役割を果たすのかを紹介する。その上で、沖縄に海兵隊をおくことが、「抑え、止める」のでなく、戦争を誘発しかねないことをたんねんに分析する。いま、日本とアジアの平和を考える格好の書。
第一章 抑止力とはどういう考え方か
第二章 海兵隊とはどういう軍隊か
第三章沖 縄の海兵隊は抑止力なのか
松竹 伸幸
編集者・ジャーナリスト、日本平和学会会員(専門は日本外交論・安全保障論)、「自衛隊を活かす会」(代表=柳澤協二)事務局長。1955年、長崎県生まれ。兵庫県立神戸高校卒、一橋大学社会学部卒。