憲法の「空語」を充たすために
著 者 | 内田 樹 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0713-9 C0031 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 96頁 |
発行年月日 | 2014年08月 |
価 格 | 定価(本体価格900円+税) |
ジャンル |
日本社会の根底から自民党の改憲戦略を糾明する
日本国民は「憲法の主語」たりえているのか―著者初の本格的憲法論。日本国憲法のもつ本質的な脆弱性を認識し、主語にふさわしい重みを獲得するために。法治国家から人治国家への変質、グローバル化と国民国家の解体を許さない。
1 「日本国民」とは何か
2 法治国家から人治国家へ
3 グローバル化と国民国家の解体過程
投稿者:男性・58歳・団体職員
評価:☆☆☆☆☆
目からウロコでした。安保法制の問題が先鋭化している今こそ、内田樹氏の考えに共鳴する所、大です。法学部出身者として、日本の敗戦の経緯や現憲法誕生の背景を初めて学ぶ部分が多く、恥ずかしくなりました素晴らしい出版です!!
投稿者:女性・無職
評価:☆☆☆☆☆
ここ1、2年のうち、最も感銘を受けました。今まで考えていた私の護憲が薄っぺらいものであることを痛感。すべての議員に読んでもらいたいですね。
投稿者:女性・46歳・介助
評価:☆☆☆☆☆
かもがわ出版さま、内田樹さま、どうもありがとう!
「集団の長期的な叡智を信じています。」ということばで目の前が明るくなりました。わたしも信じよう。そして守るんだ。わたしにもできることはある。ありがとう!!
投稿者:男性・42歳・会社員
評価:☆☆☆☆☆
テーマ、焦点を絞った一冊で、体裁、厚みも読みやすく、手に取りやすく、多産な内田先生の出版物の中でも「アリ」な一冊だと思いました。内容のほうは講演のお話も伺ったのですが、時宜を得た出版、貴重な知見に先生の今後の出版物も楽しみに感じました。
投稿者:女性・63歳・主婦
評価:☆☆☆☆☆
『通販生活』に「目からウロコ本」と紹介されていて読みました。確かに、今の日本の状況についての打ち出しの分析は的確で説得力があります。氏の言われる「僕たちにできること」を私もやっていきたいと思います。多くの人にこの本を読んでもらい、ベストセラーになってほしいです。
投稿者:女性
評価:☆☆☆☆☆
憲法は大切なものだと漠然と思ってきただけですが、どうして憲法が軽視されるようになったのか、いま憲法はどのような立場にあるのかなどよくわかりました。講演だけに平易な言葉で書かれていてよかったです。沢山の人に読んでほしいと思いました。
投稿者:男性・60歳・会社役員
評価:☆☆☆☆☆
内田氏の立論はいつも明確で、かつユニーク。私の頭の中のモヤモヤをいつも吹き飛ばしてくれる。本書でもそう感じた。新自由主義とグローバル主義の危険性をもっと学ばなければ。
投稿者:女性
評価:☆☆☆☆
読み終わってスッキリした。厳正権/世の中の状況をカッパしてくださったことに感謝します。
投稿者:男性・77歳
評価:☆☆☆☆
初めて内田先生の書籍を読ませていただきましたが、単なる護憲の話でなく、現在のアベノミクスを中心とするグローバルなナショナリズムを解読され、東京を主とする論客にない生活実感の視点には新鮮なものがあり、他も読みたく思いました!
投稿者:男性・53歳・児童指導員
評価:☆☆☆☆
明快にして痛快でした。内田樹先生がいて本当に良かった。いまのなんとも気持ち悪い方向性がどこから来るのか、それはどこに着目するとわかるのか、が言語かされてすっきりしました。この後援を実施され、書籍かしてくださり感謝。
投稿者:女性・51歳・主婦
評価:☆☆☆☆
前から内田さんの言うこと、書くことにうなりながらもうなづかされてきた私ですが、今回は特に最後の部分、アメリカとイスラムの関係、そしてグローバル化とナショナリズムの関係、さらに将来新たな共同体の再構築が課題になる日が来るという希望までかたってくれたところに溜飲が下がりました。元気がでました!日本全国の人に読んでもらいたい!!
内田 樹
1950年生まれ。 東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。 専門は、フランス現代思想、映画論、武道論。『日本辺境論』で2010年日本新書大賞受賞。
ブログ: 内田樹の研究室