子どもへの気づきがつなぐ「チーム学校」
スクールソーシャルワークの視点から
著 者 | 鈴木 庸裕・佐々木 千里・住友 剛 |
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ISBN | 978-4-7803-0850-1 C0037 |
判 型 | B5判 |
ページ数 | 112頁 |
発行年月日 | 2016年08月 |
価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
ジャンル |
「この子のこと、放っておけない」と気づいたとき、「気づき」をつなぐことも、専門職としてのチカラです。
いじめ・不登校・学校事故・貧困・教師のメンタルヘルスなど、さまざまな問題に教職員とスクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーなどが協働して、地域で子どもの支援にかかわるおとなたちとつながりながら、「チーム学校」が解決のためにできること、その可能性をあきらかにします。
第1章 チーム学校とはなにか―専門性と協働の世界
第2章 人と人とをつなぐ専門性―相手の気づきに働きかける秘訣
第3章 学校でのいじめ・自死・事故の問題が「チーム学校」に問いかけていること
第4章 チーム学校あるあるQ&A―スクールソーシャルワーカーはこう考えます
賛否両論があり、それぞれの立場から勝手に解釈されがちな「チーム学校」論ですが、そもそも学校にかかわる社会的な問題をチームで解決するために配置されてきたスクールソーシャルワーカーの経験から、「チーム」活用のために大切なことをQ&Aで解説しています。
鈴木 庸裕
日本福祉大学教授。子どもの生活指導研究から、学校の社会的な機能に着目し、スクールソーシャルワークの研究とワーカーの養成に携わっている。
佐々木 千里
SSWスーパーバイザー
住友 剛
京都精華大学総合人文学科センター長。 兵庫県川西市の子どもの人権オンブズパーソン調査相談専門員を経て同学へ。学校での事故・事件・災害や、学校生活になじみづらい子どもたちへの支援のあり方を中心に、子ども観と社会構造、制度・政策との関係を問い直す研究をしている。