自己肯定感って、なんやろう?
著 者 | 高垣 忠一郎・山田 喜代春 画 |
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ISBN | 978-4-7803-0198-4 C0037 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 56頁 |
発行年月日 | 2008年08月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
自己肯定感を知識として知ってはる人はようけいてはります。
でもほんまにわかってはるひと、どれぐらいいてはりますんやろか?
不登校・ひきこもりの子どものカウンセリングからたどり着いた言葉「自己肯定感」が、生きづらさからの解放と逆行する文脈で使われている。山田喜代春さんの版画とともに、わかりやすく再提起。
版画22点をオールカラーで収録
投稿者:女性・69歳
評価:☆☆☆☆☆
肩肘張らないで「こんな自分でもええねんな」と普段着の親しみやすい言葉で語りかけて下さっていて、なにか自分の仲の重たいものが下りました。山田喜代春さんの版画絵の言葉、版画のすばらしさにもユーモアの中に教えられることが多々あり、宝物を手にした気分です。ありがとうございます。
投稿者:女性
評価:☆☆☆☆☆
買ってすぐコーヒー店でいっきに読みました。山田さんの版画はやっぱりグッドです。ますます大好きになりました。
投稿者:男性・54歳・教諭
評価:☆☆☆☆☆
「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感は人とむきあってはじめて、得られるものだと思う。私は教員をしているが、こんなオレでもいいんや、生きているだけで、値打ちがあるという自己肯定感を向き合ってる子どもたちにも持ってもらいたい。そのためにはしっかりと話を「聴く」ことだと思う。
投稿者:女性・33歳・会社員
評価:☆☆☆☆☆
すばらしい本に出会えて、感動しています。ぜひ、この感想を作者の方に伝えてほしい。うつ病発症から8年、ずっと通院しているけど完全に病気になった自分を嫌い、せめていた。休職して1年、復帰もできないんじゃないか、生きる価値もないんじゃないかってリストカットもした。6歳の娘もいるのに、親である資格もないんじゃないかと。そんな中、心が温まり、「前を向こう!」と思わせてもらえたことに感謝しています。
「イイところ=役に立つところ」がないとダメだと、「競争的自己肯定」論が蔓延するなかで「こんな自分でもエエんやで」という自己肯定感を語りと版画で説いた本。オールカラーで、心がつらくなったときに、どこの頁を開いても、ほっこり気持ちが休まる。そんな絵本のような一冊です。
高垣 忠一郎
1944年、高知生まれ。京都大学教育学部卒業。専攻、臨床心理学。大阪電気通信大学教授を経て、現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科教授。
山田 喜代春
1948年、京都生まれ。
版画家。