居酒屋の加藤周一 1・2合本
編著者 | 白沙会 |
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ISBN | 978-4-7803-0292-9 C0095 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 340頁 |
発行年月日 | 2009年07月 |
価 格 | 定価(本体価格2,800円+税) |
ジャンル |
11夜の記録を1冊に!
1992年春、人文書のベストセラーとなった衝撃の書。[知の巨人]加藤周一が京都の居酒屋でビール片手に語った政治・文化・社会。11夜の記録を1冊にしました。加藤周一は預言者ではない。しかし、本書で扱われている1990年前後のどの出来事についても例外なく評価が古くないのだ。[いまこそ旬]であることに改めて驚かされる。事実を曖昧にしない態度は。
第1部 ワーグナーとドイツ/ドイツと日本ー戦争責任をめぐって/スポーツ四方山話/日本にの近代化と豆腐/ロシア革命を考える など
第2部 オリンピック考/内田義彦の仕事/カラ出張/日本の労働者よ、ストを/ランボー百年忌に など
2008年12月、帰らぬ人となった加藤周一先生に本書をささげる。
私たちが、先生を囲み、議論を愉しんだように読者にも本を通じて愉しんでいただきたい。
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。
[白沙会]について
加藤周一氏を囲む20人ほどのメンバーでの[勉強会]
司会者は井上吉郎