「日本文学史序説」補講
著 者 | 加藤 周一 |
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ISBN | 978-4-7803-0054-3 C0090 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 280頁 |
発行年月日 | 2006年11月 |
価 格 | 定価(本体価格2,600円+税) |
ジャンル |
五日間の合宿講義を一冊に!
世界7カ国語に翻訳されている名著『日本文学史序説』をめぐって5日間にわたる合宿での集中講義を記録した本。
まえがき
第一講
序 章 日本文学の特徴について
第一章 『万葉集』の時代
第二講
第二章 最初の転換期
第三章 『源氏物語』と『今昔物語』の時代
第三講
第四章 再び転換期
第五章 能と狂言の時代
第六章 第三の転換期
第七章 元禄文化
第八章 町人の時代
第四講
第九章 第四の転換期・上
第十章 第四の転換期・下
第十一章 工業化の時代/戦後の状況
最終講 自由討論
あとがき 加藤周一
編集協力 田中茂実・石原重治
投稿者:男性・76歳・主婦
評価:☆☆☆☆
加藤氏の著書は、ほとんど読んでいますが、この本が最も読みやすいし、分かりやすいと思います。「日本文学史序説」をはじめて読んだとき、これは思想史だと思いました。その本に流れている精神がよく分かります。ときどき笑い出しながら、楽しい時間を過ごしました。
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。