加藤周一 戦後を語る
加藤周一講演集別巻
著 者 | 加藤 周一 |
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ISBN | 978-4-7803-0286-8 C0336 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 416頁 |
発行年月日 | 2009年06月 |
価 格 | 定価(本体価格3,200円+税) |
ジャンル |
明晰でユーモアを交えた加藤周一氏の講演。もはや再びその魅力的な語りが聞けなくなった今、これは貴重な記録である。戦後を代表する知識人が縦横に語る「肉声」を再現した待望の書です。
本書は、[かもがわブックレット]として刊行された加藤周一氏の講演九遍を集成し、未刊行の一遍を増補したものです。絶版となっているものも含めまれていますので永久保存版です。
ある晴れた日の出来事ー12月8日と8月15日と
戦後世代の戦争責任
転換期 今と昔ー若い人たちへ
第二の戦前・今日
現代世界を読む
世界の50年と日本の進路
どうなる世界 どうする日本ー9月11日のかなた
憲法は押しつけられたか
九条と日中韓
私たちの希望はどこにあるか
投稿者:男性・82歳
評価:☆☆☆☆
知の巨人と言われるだけ、内容はとても充実。9条も守るべきと。「右寄り」の総理、大衆心理についてどう思われたのか聞いてみたい。
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。