加藤周一最終講義
著 者 | 加藤 周一 |
---|---|
ISBN | 978-4-7803-0674-3 C0095 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 176頁 |
発行年月日 | 2013年12月 |
価 格 | 定価(本体価格2,000円+税) |
ジャンル |
佛教大学、清華大学(北京)、立命館大学、白沙会における何回もの連続講義の後に実施される「最終講義」。それはまさに「凝縮された知」という他ない。
初の本格的マルクス主義論をはじめ、埋もれていた「知の巨人」の思想が、いま蘇る!
1 マルキシズム、仏教、朱子学とその日本化
2 何人かの歴史上の人物について
3 私の人生、文学の歩み
4 京都千年、または二分法の体系について
投稿者:女性・27歳・学生
評価:☆☆☆☆
なぜ「ばかげた戦争をしたのか」、加藤氏のその一貫した探求力にすごみを感じた。今、なぜマルクスなのかを考えるきっかけとなった。
投稿者:男性・61歳
評価:☆☆☆☆
久しぶりの加藤周一の新刊をありがとうございました。実際の大学講義の内容を拝読でき、感謝致します。「5周年のつどい」の際、まだ本にすることの出来る内容のものがかなりの量あるとうかがいました。昨今の出版事情ではむつかしいものがあるのかもしれませんが、加藤周一本の出版を心待ちにしています。ぜひぜひお出しになって下さい! よろしくお願いします!
投稿者:男性・85歳
評価:☆☆☆☆
戦前、戦後のレジームがよく見えてきました。いい企画の本をありがとうございました。
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。