語りおくこと いくつか
加藤周一講演集4
著 者 | 加藤 周一 |
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ISBN | 978-4-7803-0297-4 C0336 |
判 型 | 四六判上製 |
ページ数 | 286頁 |
発行年月日 | 2009年07月 |
価 格 | 定価(本体価格2,600円+税) |
ジャンル |
昨年12月に亡くなった加藤氏が語った文学・宗教・映画についての講演と、丸山眞男、木下順二らへの讃歌。「知の巨人」の肉声を再現。
「今=ここ」に生きる日本
文学の効用
日本語を考える
異なる宗教間の対話 宗教をめぐる対話
宗教と現代科学
映画は20世紀に何をもたらしたか 映画「オランダの光」
人間讃歌 独創的で開かれた文芸批評家、バルバラ
木下順二の仕事について
江藤文夫という生き方
丸山眞男という心理と論理
「論語」または古典とのつきあい方
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。