私たちの希望はどこにあるか
今、なすべきこと かもがわブックレット148
著 者 | 加藤 周一 |
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ISBN | 978-4-87699-795-4 C0336 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 64頁 |
発行年月日 | 2004年01月 |
価 格 | 定価(本体価格571円+税) |
ジャンル |
どうすれば戦争を食い止められるか。イラク派兵、改憲、徴兵制導入の動きに対し、今なすべきことは何かー03年9月21日、神戸朝日ホールで開かれた「加藤周一講演と対話のつどい」での講演と質疑応答を整理し、加筆したもの。
第一部 講演
1 戦争について考える
良心的徴兵拒否 目的はどこに
戦争は英雄的か 目的は達成されたか
戦争宣伝の嘘
2 希望はどこにあるのか
小さなグループの活動 米国の変化の可能性
空前の反戦運動
3 今、なすべきこと
何ができるのか まだできることはある
暴力と非合法
第二部 会場からの質問に答えて
メディアの状況について
戦争は人間の本性ではないか
宗教に戦争を止める力があるか
正義の戦争はあるか
徴兵制の話は飛躍があるのでは
北朝鮮問題の現状と打開の方向は
知識人の定義は
若い人へのメッセージを
加藤 周一
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本古典文学に深い関心を寄せる。
戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文学を摂取したことが、日本文学の特徴を考えるきっかけとなる。
カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭を執る。2008年12月5日没。